新 かんおんの森から

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第44回読書感想文コンクール入選おめでとう!
3年 3名
4年 4名
5年 4名
6年 4名


☆第44回読書感想文コンクールの入選者の発表がありました。
入賞者の中から,6年生児童の感想文を紹介します。
すてきな本との出会いを通して,また一つ心の成長ができたようです。

「天使の翼」を読んで自分はどうするか

 この物語を読んで一番感動したは,スノードロップという花が咲いた場面です。
主人公の香織ちゃんは,ひょんなことからスノードロップのことを知り,
そのスノードロップを学校の花壇に植えることになりました。
スノードロップを植えていたのは,土を貸してくれるおじいさんだけです。
そこで,香織ちゃんは勇気を出して,おじいさんとスノードロップを植えるのを手伝います。
しかし,おじいさんは病気になり,スノードロップの世話をすることが
できなくなってしまいました。
そこで,香織ちゃんがスノードロップの世話をすることになりました。
香織ちゃんは,スノードロップの花言葉「逆境の中の希望」という言葉を信じて,
ひたすら世話をし続けていきました。
すると,どんどん大きくなり,ついに,花を咲かせることができたのです。
その時,私は,香織ちゃんといっしょに,心から喜びました。
香織ちゃんは,花を咲かせるという希望を忘れず,毎日世話をしながら,
花が咲くのを楽しく過ごしていく子へと変わっていきました。
その香織ちゃんの心の変化に,やっぱり人は変わることができるんだなと感じました。

 実は,香織ちゃんは,おじいさんと出会うまでは,ずっといじめられっ子で,
いつもおどおどした女の子でした。
いじめられた日は,泣いてがまんし続ける日々を過ごしている女の子でした。

 私も,少し似たような経験があります。
いじめとまでは行きませんでしたが,同じクラスの子から陰口を言われていた時期が
ありました。
仲のよい友達と話をしているとき,「陰口を言われているよ。」と教えてくれて,
初めて知りました。でも,急な話だったので,何がなんだか分からない気分でした。
しばらく,注意深く周りを見るようにすると,友達の視線から,
陰口を言われているのに気付きました。
その時は,いやな気持がしましたが,私には大の親友がいました。
その親友がいたから,落ち込むことなく,毎日を変わりなくすごすことができました。

 でも,香織ちゃんは,クラスには友達がいませんでした。一人ぼっちだったのです。
いつも一人で学校に行っていました。
しかし,花壇作りが始まると,池ちゃんという友達ができ,
花壇作りがすごく楽しみな時間になっていきました。
さらに,おじいさんとも仲良くなり,香織ちゃんの心が,少し楽になっていきました。
それがきっかけとなり,香織ちゃんはだんだん変わっていき,
自信をもてるまでになっていきました。すごいことだと思います。

 変わるきっかけは,人それぞれ違うけど,変わろうと思う気持ちがあれば,
人は絶対に変われると香織ちゃんから感じました。
そんな香織ちゃんのように,これからも私は,自分の弱さを隠すのではなく,
弱い部分を直し,もっともっと自分を磨き,自信をもてる私になっていきたいと思います。

いよいよ明日!文化学習発表会
1月1日(火)全校朝会を使って,
文化学習発表会で歌う全校合唱「音楽のおくりもの」のリハーサルを行いました。
まだまだいける感じがします。
当日は,さらに10倍大きな歌声を体育館いっぱいに響かせてくれるものと
期待でいっぱいです。


 文化学習発表会は,学年を超えて互いに聴き合い,互いが学ぶ『学び合い』の場です。
どの学年も,みんなで心を一つにして,
一つのことを作り上げようする気持ちが高まってきました。
明日は,どうぞ子どもたちの発表を心ゆくまでお楽しみいただき,子どもたちの頑張りに,
温かい大きな拍手をお願いいたします。930分開場です。

 その後『ニコニコ・エコエコピクニックIN観小』が開催されます。
どうか明日は晴れますよ
うに!

      

H23.11.04

                                   

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